母の日に送る花束とさくらんぼ佐藤錦

社会人になって実家を出てから、母の日には毎年花束を送っています。

小学生の頃は、肩たたき券や買い物券をを兄弟で考えてプレゼントしていた記憶がありますが、中学生になるとそういったことが照れくささもあって全くしなくなりました。

そんな僕が花を送るようになったきっかけは、京都で一人暮らしをしていた時です。

近くに同じ職場の仲の良い友人が住んでいて(実家暮らし)、二人でイオンで買い物をしていた時に母の日のイベントで花が売られていました。

僕は無関心で通り過ぎようとしたんですが、友達の方は母親にプレゼントするらしく熱心に花を選び始めたので、付き合って見ていました。

「お前は買わへんの?」

「うん。うちの母親花とか興味ないから。」

「お前、女性で花もらって喜ばへんヤツなんかおらんぞ。これ送れるからお前も買えよ。」

この友人からのすすめで買ったのがきっかけです。

母に花束を送ったのはこれが初めてでしたが、とても喜んでくれました。

それ以来、母の日には毎年花束を送るようにしています。

母もどうやら照れくささもあって、花束とかに興味がないと言っていたかもしれないですね。

今年は、百合の花とカーネーションをメインにした花束と山形県のさくらんぼ(佐藤錦)を送りました。合計で13000円くらいです。

母の日は、値段は気にせずに喜んでくれそうな物だけを考えて選んでいます。

普段親孝行できていないので、こういうイベントを利用して感謝の気持ちを伝えられるのはとてもありがたいです。

母がさくらんぼが届いたお礼の電話をかけてきた時、涙ぐんだ声になっていました。

コロナで大変な時期に母の日のことを気にかけてくれていたことがうれしいと・・・。

相手が泣いていると僕ももらい泣きをしてしまうので、早々に電話を切りました。

母はよく泣きます。

ドラマの感動的なシーンでは必ず泣きます。

そして、僕も母のそんなところが似たのかよく泣きます。

だけど、泣くという行為を無意識に我慢して強がってしまい、自分の正直な気持ちを出せなくなってしまうこともよくあります。

僕は親に対して強がっていて、甘えるということをしていないです。

コロナで心配してきて電話してきても「大丈夫」、

何か送ろうかと電話してきても「大丈夫」、

しまいには「あんたは大丈夫しか言わないね」と言われる始末。

親に頼ることはかっこ悪い、これぐらいは自分で解決しないといけないという線引きをしてしまっていて、親に相談するということがめっきりなくなりました。

僕はそれで親は安心すると思っていましたが、逆に心配をかけているかもしれないですね。

僕が思っている以上に母は僕と話したがっていて、僕が頼ってくるのを待っているかもしれません。

緊急事態宣言が解除されたら、顔を見せに一度実家へ帰ろうと思います。

kou




ABOUT US
ryokou
僕たちは男性二人暮しの同性カップルです。 kouは京都府出身の37歳。人付き合いが苦手で内向的な性格。 平成16年3月京都産業大学を卒業。平成17年1月に就職(勤務地は京都で全国転勤ありの会社)。平成26年7月に高知へ転勤、平成29年10月に岡山へ転勤、令和元年10月に大阪へ転勤となり現在に至る。 平成30年5月に難病指定されているベーチェット病を発症。特定疾患受給者証の交付も受け、現在も治療中。 ryoは高知県出身の32歳。2017年にkouと出会い人生が変わる。ミニマリストな思考のkouに影響を受け、シンプルライフを志す。 二人に共通すること 半年ぐらい前からミニマリスト、シンプリストの動画を見るようになる。退職しストレスフリーな生活に憧れを抱くようになり、あまり多くの物を持たずシンプルな生き方を模索しています。