うちの職場では毎朝朝礼があります。
朝礼の内容は支店によってまちまちですが、大阪の職場では管理職が朝礼当番となり、連絡事項を伝えたり、係員がその日の予定を報告したりしています。
岡山の職場では、8時半になると体操の音楽が流れ、5分ぐらい決められた順番で身体を動かします(ラジオ体操のようなものです)。
朝礼当番は、職員順番に割り当てられているので、体操が終わると朝礼の司会をします。
司会と言っても連絡事項や予定外の欠席者がいないかどうかを聞くぐらいです。
そして、朝礼当番は30秒〜1分のスピーチをします。
スピーチの内容は特に指定はなく、天気に関することや雑学的なこと、子供に関すること、季節や外出に関することなど、様々でしたね。
これがけっこうな頻度で回ってくるのでネタ探しに苦労しました。
僕は人前で話すことが苦手なので、準備なしに当番をしてスラスラ話せる程器用ではありません。
しかもあがり症で、当日吐き気をもよおすこともしばしばありました。
テレビか何かで聞いた緊張をほぐす腹式呼吸を意識して何とか乗り切っていました。
こういうスピーチって誰も真剣に聞いてないだろうなって思うんですけど、スピーチした後にその内容について話しかけられたことがあって、「あー聞いてくれる人は聞いてくれているんだ」と感動したことがあります。
人によっては真面目に取り組まない人もいて、一言で済ましたり、スピーチせずに終わらせる人もいます。
僕は一人でも聞いてくれる人がいるとわかった時点で、真面目に取り組むようになりました。
スピーチする時自分の考えた文章を一言一句覚えて話していたんですけど、感情のない話し方になりますね。
あと緊張で考えていた一文が飛んでしまって、おかしな文章になってしまったり・・・。
なので準備する時も「こういうことを話そう」という要点だけに留めて、スピーチを覚えるということはしなくなりました。
もちろん、スラスラ話せるわけではないですが、普段電話対応する時のような感情のある話し方にはなるので相手に伝わりやすくなったと思います。
高知の職場の時も朝礼でのスピーチがあったので、かれこれ5年ぐらいやったことになります。
5年やっていても人前で緊張はするんですけど、人前で話すことへの抵抗は以前より無くなってきたと思います。
やっぱりこういうのって場数を踏まないとだめなんですね。
大学の時にゼミの選択を誤りました。
討論や発表が中心のゼミを避けて選択していたので、せっかく大学に行かせてもらったのにそういう訓練ができないまま社会人になってしまいました。
大学では仲の良い友達もいなくて、そういうゼミから逃げていて、充実した大学生活とは程遠いものでしたね。
大卒の資格を得るためだけに通ったような気がします。
以前、大学生活で後悔したことについての記事を書いたんですが、「討論や発表を中心としたゼミに入ること」も加えたいと思います。
kou
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