7月異動で初めての部署に配属された。

大阪に来て約3年。

そろそろ県外異動に当たるかなーなんてドキドキしながら内線電話に注視していたけど、県外異動は当たらずホッとしたような、残念なような何とも言えない感じ。

その代わり、内部異動に当たり、7月から初めての部署でてんやわんやしている。

覚えることはもちろんだけど、また新しい人間関係を作っていくことがしんどい。

今、日曜日の夕方だけど、どこかで仕事のことを考えてしまっている。

月曜日の出勤も足取りは重い。だけど、出勤できないほど行きたくないって程でもない。

もう40歳になってしまった。

中身は人生経験を積んでいない子供だと思っている。

そう、僕は正職員なんてガラじゃない。

上から命令された仕事を粛々とこなしていくことが性に合っているんだ。

上からもプレッシャーをかけられながらよく続けてこられたと思う。

そろそろ楽になりたいな。

新しい事を見つけて、細々と暮らしていきたい。

僕は就職した時から僕のこの内向的性格がいずれ通用しなくなる時が来ると思って、必死でお金を貯めてきた。

端から見ればつまらない人生だろう。

夢ややりたい事も見つけられずにただ「生きて」きただけだから・・・。

でも、今はリョウと出会えて一緒に暮らしている。

一人じゃできない経験もすることができた。

リョウが正社員になった時、僕は退職する決断はできるかな。

「将来のことばかりを気にして今を犠牲にするのはやめなさい。」

昔やって女王の教室ってドラマのセリフ。

僕はこの超絶内向的性格で真面目に生きてきたけど、今を犠牲にしてきたのかな。

kou




ABOUT US
ryokou
僕たちは男性二人暮しの同性カップルです。 kouは京都府出身の37歳。人付き合いが苦手で内向的な性格。 平成16年3月京都産業大学を卒業。平成17年1月に就職(勤務地は京都で全国転勤ありの会社)。平成26年7月に高知へ転勤、平成29年10月に岡山へ転勤、令和元年10月に大阪へ転勤となり現在に至る。 平成30年5月に難病指定されているベーチェット病を発症。特定疾患受給者証の交付も受け、現在も治療中。 ryoは高知県出身の32歳。2017年にkouと出会い人生が変わる。ミニマリストな思考のkouに影響を受け、シンプルライフを志す。 二人に共通すること 半年ぐらい前からミニマリスト、シンプリストの動画を見るようになる。退職しストレスフリーな生活に憧れを抱くようになり、あまり多くの物を持たずシンプルな生き方を模索しています。