ベーチェット病の発症⑤〜内科で診断確定〜

平成30年6月5日、前回の注射が効いているのか炎症は治まってきた。ただ視力はあまり回復せず、ぼんやりとした見え方。

この日は15時から病院の予約が入っていたため、午前中は仕事へ行き、午後は有給をもらった。

僕は普段仕事の日はお昼は食べないけれど、この日は診察まで少し余裕があったので、なか卯ではいからうどんと和風牛丼のセットを食べる(500円)。なか卯で一番好きなメニューははいからうどん!

病院で受付を済ませ、一通りの検査を済ませると診察。炎症がだいぶ治まってきているので、もう注射はないだろうと思っていたら、

先生

眼の奥の炎症が引いていないので、今日も注射を打ちましょう。大丈夫ですか?

kou

はい・・・。

2度目だったので前回程は緊張しなかったが、眼に注射するのはできれば避けたい。

前回と同じ流れで注射が打たれこの日は終了。

会計は保険証の3割負担で1360円(全額負担で4520円)だった。

一週間後・・・

平成30年6月13日、眼の充血はなくなり、視力も少し回復してきた気がする。

この日は眼科の予約が9時から、内科の予約が10時から入っていたため、1日有給をもらい病院へ行った。

眼科はいつも通り検査をした後先生に呼ばれ診察。矯正視力で0.5くらいは見えるようになってきたので、良くなってきている実感はあった。

先生

眼の奥の炎症も治まってきているので順調ですよ。ただ、完全には引いていないので念のため注射を打っておいた方がいいと思います。

先生

内科では多分血液検査があるので、内科が終わった後最後に注射をして終わりにしましょう。

わかりました。

ということで今日も注射を打つことになった。確かに視力が回復してきているとはいえ、クリアには見えていないのでそれだけ重い病気なんだと理解する。

内科ではまず血液検査。最初に検査をした時と同様にかなりの本数の血を採取された。

血液検査が終わると内科の先生の診察。診療経過については眼科からカルテがいっているらしく、質問内容は同じようなものだった。

「口内炎はよくできるか?」

「腹痛はおきやすい方か?」

「他に身体で痛みを感じるところはあるか?」

・・・・・などなど。

そして最終的に「ベーチェット病」の診断名がついた。口内炎だけでベーチェット病と判断することは難しいが、血液検査とぶどう膜炎の発症により間違いないだろうということ。

ただ、この内科の先生は倉敷の病院から出向できているらしく、上司である教授にも診てもらいたいので倉敷の病院へ一度来てほしいと言われた。

先生

できればご両親にもきていただいてください。

kou

えっっ!両親もですか?

先生

ご両親は都合がつけばで構いませんが、できるだけ早く予約の電話を入れてください。

両親も来てくれと言われるとは思わなかった。そんなに大変な病気なのだろうか。いずれにしてもこれで両親に報告せざるを得なくなった。

その夜、実家へ電話をかけ今までの経緯を説明した。今まで病気らしい病気をしたことがなかったのでさぞ驚くと思ったが、普段と同じような感じで聞いてくれていた。

こっちでも病気について調べておくから無理せんようにね。いつでも行くから連絡ちょうだい。

そう言われて電話を切った。

しばらく病院通いになるんだろうなという確信はあった。ベーチェット病は完全に治ることはなく、発作と寛解を繰り返すとネットに書いてあったからだ。

職場にも話さないといけないし、面倒なことになったなといろんな現実を突きつけられた一日だった。

kou




ABOUT US
ryokou
僕たちは男性二人暮しの同性カップルです。 kouは京都府出身の37歳。人付き合いが苦手で内向的な性格。 平成16年3月京都産業大学を卒業。平成17年1月に就職(勤務地は京都で全国転勤ありの会社)。平成26年7月に高知へ転勤、平成29年10月に岡山へ転勤、令和元年10月に大阪へ転勤となり現在に至る。 平成30年5月に難病指定されているベーチェット病を発症。特定疾患受給者証の交付も受け、現在も治療中。 ryoは高知県出身の32歳。2017年にkouと出会い人生が変わる。ミニマリストな思考のkouに影響を受け、シンプルライフを志す。 二人に共通すること 半年ぐらい前からミニマリスト、シンプリストの動画を見るようになる。退職しストレスフリーな生活に憧れを抱くようになり、あまり多くの物を持たずシンプルな生き方を模索しています。