15年勤めて感じたサラリーマンのメリット・デメリット

はじめに

平成17年1月に就職してもうすぐ15年になるのかな。

僕が就職した頃は、将来なりたい職業ランキングの1位は公務員だった気がする。

今はユーチューバーが1位で、eスポーツプレイヤーだったりシステムエンジニアが上位を占めているとか。

ボーッと生きていると今の時代に置いていかれそうになる。

フリーランスや個人事業主として独立する人が増えている時代ではありますが、今回は僕が感じたサラリーマンのメリット・デメリットを紹介したいと思います。

メリット

①収入が安定する。

僕の場合は基本給、調整給が毎月決まった金額として支給されています。

その他にも通勤手当や扶養手当、住居手当など個人の状況に応じた手当が支給されます。

毎月安定して給与が振り込まれると将来設計も立てやすいですよね。

僕は強制的に貯金できるように財形貯蓄をしており、毎月の給与と年2回のボーナスから5万円が控除され、専用の口座に貯蓄しています。

②社会保険や雇用保険の手続きを会社がしてくれる。

就職すると会社が社会保険の加入手続きをしてくれて健康保険証が交付されます。

健康保険料は会社との折半で毎月の給与から控除されます。

国民健康保険等の個人加入の場合は全額自己負担になり、自分で加入手続きや保険料支払いをしなければなりません。

また、厚生年金にも加入(保険料の半分は会社が負担)することができて、将来もらえる年金が増えます(年金制度が続いていればの話ですが・・・)。

雇用保険は失業した場合に、ハローワークから失業手当の給付を受けることができますね。

③病気やケガで仕事を休んだ場合に傷病手当金の給付を受けられる。

健康保険には傷病手当金という制度があり、病気やケガで仕事を休んだ場合に傷病手当金の申請をすることで、休業補償を受けることができます。

申請先は加入している保険者(全国健康保険協会・健保組合など)で、給与日額のおよそ6割が支給されます。

支給期間は最長で1年6ケ月。

詳しい支給要件などは加入している保険者のホームページをチェックしてみてください。

加入している保険者は、保険証を見ると確認できます。

福利厚生がしっかりしている会社は、会社から一定期間の補償が出たりしますね。

僕は幸い長期で休んだことがないので、こういった制度のお世話になったことはないですが、ありがたい制度ですね。

④年末調整の手続きを会社がしてくれる。

確定申告の時期に年末調整の書類を会社が取りまとめてくれます。

僕も毎年11月ぐらいに会社から年末調整の書類を渡され、生命保険の控除証明書等を貼り付けて総務に提出しています。

こういう手続きを自分一人でとなると・・・うーん自信ない。

⑤年1回の健康診断を無料で受けられる。

会社には年1回の健康診断を従業員に受けさせる義務があり、大体の会社は健診費用を会社が負担してくれるため、無料で健診を受けることができます。

健診を毎年受けることで、健康に対する意識が高まり、病気の早期発見にもつながります。

会社に言われて受けていますが、退職すると面倒で受けないと思いますね。

⑥様々な研修が受けられる。

昇進した際の階級別研修やメンタルヘルス研修、電話対応向上研修、説明力向上研修。

また、歯の健康や糖尿病等の病気について産業医の先生からの講義もあったりしました。

外部の専門講師を招いての研修になるので、とても勉強になります。

階級別研修は全国から対象の人が集まり3日〜7日間を通しての研修になるので、会場近くのホテルに泊まります。

普段の仕事から離れられ、同年代の人たちと交流もできるので気分転換にもなりますね。

デメリット

①人間関係でストレスになる。

一番はやはり人間関係で悩むことですね。

みんながみんな良い人ばかりではないので、自分と意見が合わない人だったり、挨拶しても無視する人だったり、何も教えてくれない人だったりが出てきます。

実際僕も岡山にいた時に同じような環境になり、正直参っていました。

ただ異動がある職場なので、周りの人たちが少しずつ変わっていき、何とか仕事を続けていけるまでの環境にはなりました。

この時から人間関係から解放されたいがために、退職を考えるようになりましたね。

②飲み会や忘年会、歓送迎会の行事がある。

これは人によると思いますが、僕にとっては苦痛でした。

幹事を任された時はもう最悪です。

断ればいいんですが、断れないんですよね・・・。

僕も自分から積極的に話題を提供する方ではないので、普段あまり話さない人と話したところで盛り上がりもしないし。

当たり障りのない話をしている時間が無駄で、仕事が終わってからも会社に拘束されるのが嫌ですね。

③通勤時間がきつい。

平日朝8時半から夕方17時15分までの拘束時間で土日祝日は休み。

恵まれた労働環境であると思っています。

今きついのは通勤時間。

朝5時45分に起きて、バスに乗り、通勤ラッシュの電車に乗り出社する。

岡山・高知にいた時は、徒歩あるいは自転車での通勤だったので特に何も感じなかったのですが、大阪にきてからの通勤が一気にしんどくなりましたね。

④全国転勤がある。

これも人によると思いますが、通常3〜4年で全国異動があります。

事前に希望の転勤先についての調書はとられますが、希望通りになるとは限りません。

家族持ちの方にとっては、かなり負担になるのではないでしょうか。

僕も希望通りになったことはないですが、高知に転勤になってリョウと出会うこともできたのでよかったと思っています(僕にとってはメリットかな)。

高知はゆっくりした時間が流れていてとてもいいところでしたよ。

ずっと住んでいてもいいくらいでした。

僕に都会の生活は合わないですね・・・。

⑤昇進により仕事に対する責任が重くなってくる。

長く勤めると、余程のミスがない限りは昇進していきます。

いずれは管理職へ・・・僕がなれるとは思いませんが、もしなるようなことがあればその時は辞退し、辞退できないようであれば退職すると思います。

僕は第一線で仕事や作業をすることは好きなのですが、他人に指示したり全体を取りまとめたりする仕事は向いていません。

他人に気を使いっぱなしになるのでストレスに耐えられないと思います。

最後に

僕が会社員を続けていく上で重荷になっているのは、デメリットの①人間関係と⑤昇進ですね。

フリーランスとして働くことができれば、この問題はクリアされ、地方の家賃の安い自分の好きな環境に住むことができる。

犬や猫を飼ったり、通勤ラッシュから解放され平日の昼間にのんびりランチしてみたり。

フリランスになれば夢は圧倒的に広がり、自分のやりたいことができるんですよね。

ただ、サラリーマンとしてのメリットもたくさんあるわけですぐに決断出来なのが現状です。

テレビで30代や40代でサラリーマンを辞めて、地方移住する人を見ることがありますがよく決断されたなあと思います。

今はもっと情報収集して、読書量も増やしてストレスフリーに生きるという夢に向かって前進していきたいと思います。

kou




ABOUT US
ryokou
僕たちは男性二人暮しの同性カップルです。 kouは京都府出身の37歳。人付き合いが苦手で内向的な性格。 平成16年3月京都産業大学を卒業。平成17年1月に就職(勤務地は京都で全国転勤ありの会社)。平成26年7月に高知へ転勤、平成29年10月に岡山へ転勤、令和元年10月に大阪へ転勤となり現在に至る。 平成30年5月に難病指定されているベーチェット病を発症。特定疾患受給者証の交付も受け、現在も治療中。 ryoは高知県出身の32歳。2017年にkouと出会い人生が変わる。ミニマリストな思考のkouに影響を受け、シンプルライフを志す。 二人に共通すること 半年ぐらい前からミニマリスト、シンプリストの動画を見るようになる。退職しストレスフリーな生活に憧れを抱くようになり、あまり多くの物を持たずシンプルな生き方を模索しています。