ベーチェット病の発症④〜人生で初めて眼に注射をする日〜

平成30年6月2日、今日は朝9時から病院の予約を入れているので早めに起床した。

鏡を見ると眼の充血は治まってきた感じがする。ただ、眼の見えずらさは相変わらず。曇りガラス越しに見ている感じで常に視界がぼやけている。

朝食を適当に済ませ、目薬をさしたら病院へ向かった。

病院へ着くと自動受付機に診察券を入れ受付を済ませ、眼科へ直行。前回と同様に視力検査や眼底検査等を済ませてから診察へ。視力検査はこの日も矯正の眼鏡をかけてもほとんど見えない・・・。

先生

眼の調子はいかがですか?

kou

眼の充血は治まってきたんですけど、右眼がぼやけてほとんど見えないです。

先生

充血が治まっているのは点眼薬が届く表面上で、眼の奥や中の炎症は治まっていませんね。この炎症が続くと眼の負担になり失明する危険もありますので即効性のある注射を打ちましょう。

kou

えっ!眼に注射!

ていうようなやりとりをしていたと記憶している。

とにかく眼の奥の炎症が激しく、検査をしても眼球の中の方の状態がよくわからない状態。そこをしっかり見るためにも一刻も早く炎症を抑える必要があるとのこと。

その後注射を打つ同意書に署名して、準備ができるまで待っていた。逆らっても仕方ないので、先生の治療方針に素直に従ってはいたが内心緊張していた。

「眼に注射って・・・。針が刺さる瞬間が見えるんだよね。」

想像するだけで痛くなってきた。

処置室に呼ばれ、椅子に腰掛けるとすぐに痛み止めの目薬をさされ、血圧を測られた。5分程して再度痛み止めの目薬をさされる。

それから程なくして、先生が来られ「すぐに終わりますから大丈夫ですよ。」と緊張をほぐす言葉をかけられた。

椅子が後ろに倒されいよいよ処置に入る。

まずは、眼の中の消毒。眼をしっかり開けた状態で消毒液を眼にドバドバと入れられ、めちゃめちゃ染みた。

その後、目が閉じないような器具をつけられ仰向けに。針が入る瞬間がわかると思ったけど、眩しさと眼の混濁で何も見えない。逆に良かった。

先生

眼の後ろに入るように注射しますからね。

先生

はい。うまく入りました。

今薬を注入していますからね。

先生

はい。しっかりと入りました。お疲れさまでした。

ていう先生の言葉を聞きながら無事終わった。

最後に目薬をさされ、白いガーゼの眼帯をしてもらい終了となった。この時打った注射の薬はケナコルト言う名前だったと思います。

「家に帰ったら眼帯は外していい」「3日間はシャワー・洗顔禁止」と言われたが、ちょうど暑くなってきた時期だったのでこれはきつかった。

さすがに仕事があるので、顔にかからないように注意してシャンプーはしたけど。

次回は3日後。初めての経験でくたびれた一日だった。

※本日の会計は保険証の3割負担で1660円(10割負担だと5520円)。注射料金が高額になると思ったけど内訳では660円となっていて意外と安かった。

kou




ABOUT US
ryokou
僕たちは男性二人暮しの同性カップルです。 kouは京都府出身の37歳。人付き合いが苦手で内向的な性格。 平成16年3月京都産業大学を卒業。平成17年1月に就職(勤務地は京都で全国転勤ありの会社)。平成26年7月に高知へ転勤、平成29年10月に岡山へ転勤、令和元年10月に大阪へ転勤となり現在に至る。 平成30年5月に難病指定されているベーチェット病を発症。特定疾患受給者証の交付も受け、現在も治療中。 ryoは高知県出身の32歳。2017年にkouと出会い人生が変わる。ミニマリストな思考のkouに影響を受け、シンプルライフを志す。 二人に共通すること 半年ぐらい前からミニマリスト、シンプリストの動画を見るようになる。退職しストレスフリーな生活に憧れを抱くようになり、あまり多くの物を持たずシンプルな生き方を模索しています。